夏学期に入って、LLMのコースでは口答試験準備クラス以外に必修科目がなくなった上、選択科目の単位の多くも冬学期に消化してしまったので、週に2回、午後遅い時間に大学に行くだけの生活です。でも、こういう生活パターンだとだらけてしまって、ますますやる気が失せている今日この頃のアタクシでした。
しかし、やる気のないのは、私だけではないようで、必修科目の授業に出てくる留学生数、激減です。冬学期だけ履修の留学生もいたようなので、実際には何人がこのコースの夏学期に残留しているのかわかりませんが、まさか10人ってことはないと思います。でも、コアに出席しているのは約10名。半数は中国からの留学生です。
さらにやる気のないのは、学生だけじゃないようで、今週の必修クラス、講師にブッチされました。冬学期も講義のドタキャンが1回ありましたが、それでもそのときは、大学職員の方が教室まで連絡に来たのです。しかし、今回はそれもなし。講義の開始時間から待つこと20分。講師が来ないので、みんな帰ってしまいました。事前の連絡も当日の連絡もなし、です。さらに事後の連絡も今のところなし。中国人留学生の子は、「失礼だよね~」と言ってました。
LMUにとって、LLMで留学生を受け入れること、どんな意味があるのかな、と疑問に思うことが多いです。ゼミ+修士論文の指導教授も、留学生の指導は学部長に頼まれたから、仕方なく引き受けたけど、私は忙しいのだから、必要最低限のことしかしませんよ、という感じ。ま、必要最低限の努力で卒業したいのは、私の利害とも一致しているのでいいと言えばいいのですが、何かにつけて「時間がない」と言われるのは、腑に落ちません。だって、教授が忙し過ぎるのは、私のせいじゃないですもん。
ドイツの大学は、2006年冬学期までは授業料は無料、ここバイエルン州では2007年夏学期からは半期300ユーロ、冬学期からは500ユーロの授業料がかかりますが、これだって他国の大学教育にかかる費用に比べればタダみたいなもんです。でも、そのせいで、お粗末な設備と指導者の不足がもたらされているのだとしたら、ドイツ人学生にとっても決してハッピーなことじゃないと思うのですが・・・。
それとも、これはLMUだけの問題なのでしょうか?もっと規模の小さい大学なら、指導は行き届いているのかな?